その音色を擬音で表現すると「ゔゃらりん〜〜」と表すのが適当であろう。
三味線では無く。れっきとした、電気鍵盤楽器R.M.I エレクトラピアノ.
宇宙に住むサンラ大親分が使っているのを見てから、ずっと探していたので先日ネットオクで発見した時は
思わずのけぞったネ」。即購入。
もう35年くらい前の物だし、人気が無いのも相まってあまり見かけない代物。
e-bayなどは時たま安く出ているが、古い楽器だし出来れば国内でゲットしたい。
一年前にはやっと見つけたのに、数時間前に別の買い手に予約されてしマい、悔しさのあまり店先で定員に「誰が買ったのですか?」と詰め寄りそうになってしまった事もあったが。
この度メデタク購入と相成った!
この楽器、タッチによる強弱などは再現されず、かなりプリミティブなヤツ。
音の種類もピアノ、ハープの2種類に他「ACCENTER」という、音色ボタンがあるがこれがヤバイ!
コレを押して弾くと「ポッコ!」と気の抜けた、空き缶を蹴った様な音がする様になっており、連打などすると
「 ポコカラスコロロロカラカキキキキポコリン」と電子楽器とは思えぬブーディーな怪音を発するオモロ機能付き!
しかも当時の設計事情か、一つ一つの鍵盤にそれぞれ音程を決める為の回路が着いている為、それぞれキチンとチューニングしないで、コードなど弾こう物なら「ゔゃらりん〜〜」とお化けでも出てきそうな音に。
でも実はコレがこの楽器の長所で、ちょっとばかりの狂いが逆にシュールな音色を演出していて、まるで故障した宇宙船が飛んでいるかのようなヘッポコ感を味わえる優れモノなのです。現代の楽器だったらありえないネ。
eddie harrisのアルバムA TALE of Two CitiesdonのDONという曲では全編に使用されている。(i tune storeで買える。)
という事でこのRMIそして遂に買ってしまったドラムセットなどに囲まれ2010年は「ゔゃらりん〜〜」と怪音と共にスタートするのであった。
あと明日は吉祥寺スターパインズでliveです。明けましてお目出度うございます。