Tuesday, January 1, 2013

ORGAN and RHYTHM BOXの世界 NO89 パキスタン映画 Miss Hong Kong (1979) 


お雑煮を食べながら大発見!!!!
オッ!これは良く聞いてみるとリズムボックスでは!

リズムボックスがバックミュージックに多様された パキスタン映画 Miss Hong Kong (1979)!!! 
なんとパキスタン映画なのに舞台は香港!! そして随所にポクポク、リズムマシーン導入がされ
それをバックにホーンセクションも鳴るイナタさ!
音色はいわゆるドンツク系のヤオヤではなく、チャカポコ木魚系!!!
しかもこのリズムパターン、(ギーッココ)ギロ音色ヘッポコ具合からして
どうやら我家にもある、74年製、Hammond Autovari64 が使用されている事を確信!!
作曲はパキスタン作曲家 M,Ashrafによるものですが
79年当時パキスタンの録音スタジオにミュージシャン集めて「リズムボックス使って今日はナンカやってみっか」という事でしょうか。
リズムボックスパート、生ドラムパート,パーカッションも交差しているアレンジもあるのでけっこう大変だったのではないでしょうか。
Hammond Autovari64はリズムスタートボタンがかなり大きいので、指揮者に合わせのON OFFはかなり緊張したでしょう。
このハモンド社から74年に発売されたリズムボックス!特筆すべきは、名前の由来
AUTO(自動)のとおり、小節ごとにリズムが切り替わるオートバリエーション機能!

















ところがこの機能、プログラミングでは無く指定した小節数で4種類のリズムが派手に切り替わりものだから
曲のクライマックスもマシンまかせという、ナカナカ使いこなすのは至難のワザ。
と思っていたのだが!!!
やろうと思えばやれるもんですねー!!

●オープニングタイトル
(0:20)からチャカポコ!!
(0:40)でパーカッションにバトンタッチ!!その後
(2:07)より野性味あるれるリズムマシン(ギロ)登場!!
「ギーココ!」「ギーココ!」「ギーココ!」

Miss Hong Kong (1979) Part 6
(2:52)より港追跡シーン 「スコスコ!!キキキ」
Hammond Autovari64はAUTOで変化可能なリズムはABCDの4種類までなのですが、(2.4.8などの偶数で切り替わる小節数は選べる)
それに対してそれぞれコードを割り当て作曲している様です。
(リズムが切り替えとコードの切り替わりが同時)
という事は偶数で変化するプリセットリズムパターンに合わせて作曲した事になりますね。ひ〜。



Miss Hong Kong (1979) Part 12

(4:48)ジャジー! 「スッコスッコトトトトン!」




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